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記事 · ジャパンディ 2026-07-20

ジャパンディと侘び寂びの違いを整理する

似ているようで出発点が違う二つの美意識について
田
田中 芽衣
ブログ運営者
2026-07-20

「ジャパンディと侘び寂びって同じですか?」という質問を読者から何度かいただきました。似ているようで、出発点がかなり違います。どちらも余白を大切にしますが、その余白の意味が違う。自分なりに整理してみました。

侘び寂びとは何か

侘び寂びは日本の美意識で、室町時代の茶道の文化から発展したとされています。不完全さ、無常、質素さの中に美を見出す考え方です。欠けた茶碗、古びた木の質感、苔むした石。時間の経過や不完全さそのものを肯定します。

侘び寂びは「設計されていない美しさ」に近い。意図して作るものではなく、時間と使用の積み重ねの中に現れるものです。

ジャパンディとは何か

ジャパンディは2010年代に欧米のインテリア業界で生まれた言葉です。日本のミニマリズムと北欧(スカンジナビア)のデザイン哲学を組み合わせたスタイルを指します。機能的で、素材感があって、色数が少ない。

侘び寂びと違うのは、ジャパンディが「意図的に整える」行為であることです。素材を選び、色を絞り、家具を配置する。設計された余白です。

二つを部屋でどう使い分けるか

ジャパンディを実践しながら、侘び寂びの感覚を少し借りてくるような使い方が、個人的にはしっくりきています。

具体的には、ジャパンディの原則で部屋の骨格を作り(素材を絞る、色を統一する、余白を作る)、そこに侘び寂びの要素を1つか2つ混ぜる(古道具を置く、完璧に揃えない、使い込んだものを残す)という方法です。完璧に整った部屋より、少し「抜け」がある部屋のほうが長く住みやすいと感じています。

どちらが正しいかという話ではなく、二つの考え方を知っておくと、部屋を整えるときの判断基準が増えます。迷ったときに参照できる軸が二本あるほうが、選択が楽になります。

#ジャパンディ#侘び寂び#日本インテリア#ミニマリスト#美意識

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